- 香港でChatGPTが使えないのは、香港側の規制ではなくOpenAI側の判断。香港は2024年7月から対応地域リストに入っておらず、2026年8月時点でも変わっていない
- 香港のIPアドレスからだと、日本で作ったアカウントでも「お住まいの国では利用できません」と止まる
- VPNで日本のサーバーに接続すれば、香港にいても日本と同じようにChatGPTを開ける。アプリの入れ直しも不要
- 中国本土と違って香港ではVPNの公式サイトも開けるが、出張中に設定で時間を使わないよう、契約と接続テストは出発前に済ませる
- VPNのおすすめは、日本サーバーの速度が安定しているExpressVPN
VPNで日本のサーバーにつなげば、香港にいてもChatGPTを日本にいるときと同じように使えます。
- VPNをインストールする(日本サーバーの速度が安定しているExpressVPNがおすすめ!2年プランなら+4ヶ月無料に!)
- VPNアプリを開く
- 日本のサーバーに接続する
- ChatGPTのアプリを開き直してログインする
ここでは香港でChatGPTが止まる仕組みと中国本土との違いを押さえたうえで、出張や駐在の前にやっておくことと、つながらないときの切り分けをまとめます。
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香港のネットは自由なのにChatGPTが開けない。止めているのはOpenAI側
「香港も中国だから規制されている」と思われがちですが、違います。香港には中国本土のような通信規制はなく、GoogleもLINEもそのまま使えます。ChatGPTだけが開けないのは、OpenAIが香港を対応地域に含めていないからです。
OpenAIは2024年7月に中国本土・香港・マカオからのAPI利用を止め、以後もChatGPTの対応国・地域リストに香港は載っていません。2026年8月の時点でも状況は同じです。台湾と日本はリストに入っています。
- 短期出張で数日だけ使いたい人 … VPNで日本のIPに戻すだけです。この記事の手順で足ります
- 駐在で長く使う人 … 同じ手順ですが、支払い方法を日本のカードのままにしておくことが大事です。理由は後述します
- 会社のルールでVPNが使えない人 … 香港で正式に提供されているGeminiや、Microsoft Copilotを当たるほうが早いです
香港からChatGPTが使えない理由
OpenAIは接続元のIPアドレスで国・地域を判定し、対応地域以外からのアクセスを止めます。香港の回線から開くと、日本で作ったアカウントでも利用できない旨の画面で止まります。香港の電話番号(+852)では新規登録もできません。

アカウント側には何も起きていません。日本に帰れば同じアカウントでそのまま使えますし、会話の履歴も残っています。止まっているのは接続元の判定だけです。
VPNで日本のIPに戻せば、日本と同じように使える
VPNは通信を経由するサーバーを選べる仕組みです。日本のサーバーを選ぶと、OpenAIからは日本からのアクセスとして扱われ、いつもの画面が開きます。

接続先を日本にする理由は、アカウントを作った国と接続元をそろえておくためです。アメリカのサーバーでも開きますが、日本のアカウントで日本のカードを使っているなら、接続元も日本にしておくのが自然です。

中国本土との違い。香港では現地でも契約できるが、出発前に済ませる
中国本土では大手VPNの公式サイト自体が開けないので、渡航前に契約しないと詰みます(詳しくは中国でChatGPTを使うには?)。香港にはその制約がなく、現地でもVPNの契約とアプリの入手ができます。
それでも出発前に済ませておくことをすすめるのは、出張先で初めて設定すると、ホテルのWi-Fiで接続が通らない、決済の認証SMSが日本の番号に届かない、といった細かいところで時間を取られるからです。日本で一度つないでChatGPTが開くところまで確認しておけば、現地では接続ボタンを押すだけで済みます。
- VPNを契約し、使う端末すべてにアプリを入れる … スマホとPCの両方で使うなら両方に入れておきます
- 日本で一度、日本サーバーに接続してChatGPTを開く … 接続からログインまでの流れを確認しておきます
- ChatGPTの支払い方法を日本のカードにしておく … 対応地域外の支払い方法は利用が止められると公式が明記しています
- Apple IDやGoogleアカウントの国を日本のままにしておく … 香港のApp StoreにはChatGPTのアプリがありません。国を変えると入れ直せなくなります
香港でChatGPTを使う詳細手順
VPNを契約してアプリを入れる
仕事で使う用途なら、日本サーバーの速度と安定性を優先します。ExpressVPNあたりが候補になります。
【手順1】VPNをインストールする
まずVPNアプリをインストールします。
ExpressVPNの公式サイトに入って、「今すぐExpressVPNを購入する」のボタンを押します。

手順に従って進めると、5分ほどで登録を完了できます。
【手順2】VPNアプリを開く
VPNの登録が完了したら、VPNアプリをダウンロードします。

スマホの場合は、アプリのストアから「ExpressVPN」のアプリを検索してダウンロードしましょう。
ExpressVPNを機能させるためには、アプリをダウンロード後にアクティベーションコードの入力が必要になります。
【手順3】日本サーバーに接続する
ExpressVPNのアプリを開いたら、日本のサーバーに接続します。
日本のサーバーは複数ありますが、どのサーバーを開いてもOKです。
真ん中にある電源アイコンのボタンを押すと、自動的に接続できます。

もう一度電源ボタンを押すと切断できます。
日本サーバーに接続して、ChatGPTを開き直す
接続してからChatGPTのアプリを開き直してください。先に利用できない画面を出していた場合は、アプリを完全に終了してから開きます。ブラウザなら、タブを閉じるかシークレットウィンドウで開き直します。
香港出張・駐在向けに選ぶなら?おすすめVPN3社を比較
動画ではなく仕事道具として使うので、見るべき軸が少し変わります。
- 日本サーバーの応答の速さ … 文章を生成させるたびに待つので、遅延がそのまま作業時間に効きます
- 接続の安定性 … 長い会話の途中で切れると、生成が止まります
- 同時接続台数 … スマホとPC、場合によっては会社支給の端末もつなぎます
- 返金保証 … 現地の回線で通るかは、行ってみないと分かりません
| ExpressVPN | NordVPN | Private Internet Access | |
|---|---|---|---|
| 同時接続 | 10〜14台 (プランによる) | 10台 | 台数無制限 |
| 日本サーバー | あり | あり | あり |
| 返金保証 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
| 向いている人 | 速度と安定性を優先したい | 動画サービスも見る | 端末が多い・家族帯同 |
仕事で毎日使うなら応答の速いExpressVPN、家族帯同で端末が多いなら台数無制限のPrivate Internet Accessという選び方になります。
失敗しない準備の順番
- ChatGPTの支払い方法が日本のカードになっているか確かめる … 有料プランの人は、ここが香港のカードになっていると別の理由で止まります
- 日本にいるうちにVPNを契約して、日本サーバー経由でChatGPTを開く … ログインから応答まで通ることを確認します
- 使う端末すべてにアプリを入れてログインしておく … 現地で端末を追加するときの手間が省けます
- 返金保証の起算日を意識する … 保証期間は契約日から数えます。出発の何ヶ月も前に契約すると、現地で使えなかったときに保証期間が終わっています
VPNを使っているのにChatGPTが開けない場合の対策
【対策1】アプリを完全に終了して開き直す
接続前の判定がアプリやブラウザに残っていると、VPNをつないでも同じ画面が出続けます。バックグラウンドからも終了して開き直すか、シークレットウィンドウで開いてください。
【対策2】接続する日本サーバーを変える
同じ日本でも、拠点によって判定に引っかかるIPがあります。サーバー一覧から別の日本サーバーを選び直してください。

【対策3】VPNのプロトコルを変える
ホテルやオフィスのWi-Fiによっては、特定のプロトコルが通りにくいことがあります。アプリの設定から切り替えて再接続してください。

【対策4】ログインできるのに支払いで止まるなら、カードを確かめる
接続は通っているのに有料プランの更新や課金で止まる場合は、接続ではなく支払い方法の判定です。対応地域外のカードになっていないか確認し、日本のカードに戻してください。
ChatGPTに無料VPNをおすすめしない理由
- 仕事の内容を通すことになる … ChatGPTに入力する文章や資料が、運営元の分からないサーバーを経由します
- 通信量の上限にすぐ達する … 無料VPNは1日や1ヶ月の上限が小さく、業務で使うと数日で止まります
- 日本サーバーが選べない、または遅い … 無料の範囲だと拠点が限られ、応答を待つ時間が延びます
有料VPNは月数百円から契約でき、30日間の返金保証もあります。仕事の文章を通す経路に、素性の分からないものを挟まないでください。
よくある質問
香港でVPNを使うのは違法になる?
香港にはVPNの利用を禁止する法律はなく、企業のリモートワークでも日常的に使われています。中国本土とは制度が違います。
OpenAIは対応地域外からの利用をどう扱っている?
OpenAI公式ヘルプには、未対応の国・地域からのアクセスはアカウントのブロックや停止につながる可能性があること、対応国以外の支払い方法では利用が止められることが記載されています。VPN経由の利用は公式のサポート対象外です。参考として知っておいてください。
香港のApple IDだとアプリが入らない?
香港のApp StoreにはChatGPTのアプリがありません。日本のApple IDのままなら、すでに入っているアプリをそのまま使えます。現地でApple IDの国を変えないでください。
現地のSIMカードでも同じ?
同じです。判定は接続元のIPアドレスで行われるので、香港のSIMでもホテルのWi-Fiでも、VPNをつながなければ止まります。VPNをつなげばどの回線でも開けます。
VPNを使わずに済ませる方法はある?
Google Geminiは2026年3月から香港で正式に提供されています。Microsoft Copilotでも同じ系統のモデルを使えます。会社のルールでVPNが使えない場合は、こちらを当たってください。
香港でChatGPTを使うならVPNを使おう
香港でChatGPTが開けないのはOpenAI側の地域判定が原因で、VPNで日本のサーバーにつなげば日本と同じように使えます。中国本土と違って現地でも準備できますが、出張中に設定で手を止めないよう、契約と接続テストは日本にいるうちに済ませておいてください。支払い方法は日本のカードのままにしておきます。
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